ASUS は 2026 年 5 月 14 日、クリエイター向け新型グラフィックスカード「ProArt GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition」を公式プレスリリースで発表しました[1]。
公式サイト: https://www.asus.com/motherboards-components/graphics-cards/proart/proart-rtx5090-o32g/

NVIDIA が Founders Edition 用に開発したマルチ PCB と二重フロースルー冷却機構を流用しつつ、2.5 スロット厚で SFF-Ready 対応のコンパクト設計に仕上げています[1][2]。AI ワークフローに必要な 32GB GDDR7 と USB Type-C 出力を備え、配色は ProArt らしい黒木目とゴールドの落ち着いた仕上げです[2][3]。

Founders Edition 由来の冷却機構を 2.5 スロットに凝縮

ProArt GeForce RTX 5090 は、NVIDIA がパートナー向けに開放した「Special Program」を活用し、Founders Edition の 3 ピース PCB と二重フロースルー設計を踏襲したカードです[4]。115mm 径の Axial-tech ファンを 2 基搭載し、ベイパーチャンバー、GPU ダイへの液体金属 (Liquid Metal) サーマルコンパウンド、ダブルベンチレーション加工のバックプレートを組み合わせて、ASUS は従来比でエアフローと冷却効率を 11 % 改善 したと説明しています[3]。

厚みは 2.5 スロット (最大 50mm) に抑えられており、NVIDIA が定義する SFF-Ready Enthusiast カード の寸法要件を満たします[2]。小型ケース向けに用意された「Compatible with SFF-Ready Enthusiast GeForce Cards」認証ケースとそのまま組み合わせられるため、コンパクト PC で RTX 5090 を扱いたい映像クリエイターには有力な選択肢になります[2]。RGB は搭載せず、ブラック筐体に茶色の木目調ラミネートトリムと小さな ProArt ゴールドアクセント、Aura 対応の発光ロゴをあしらった控えめなデザインです[2][3]。

32GB GDDR7 と USB Type-C で AI と編集ワークフローを両取り

メモリは 32GB の GDDR7 を 512 ビット幅・28 Gbps で搭載し、21,760 基の CUDA コアと併せて、ASUS は 130 億〜340 億パラメータ規模のローカル LLM やハイファイなコンテンツ制作、4K ゲーミングを想定したと説明しています[2]。OC Edition のブーストクロックは OC モードで 2,512 MHz、デフォルトモードでも 2,482 MHz と、NVIDIA リファレンスの 2,407 MHz から 100 MHz 程度引き上げられました[3][4]。

映像出力は DisplayPort 2.1b × 2、HDMI 2.1b × 1、USB Type-C × 1 という構成で、USB Type-C は対応モニターと 1 本のケーブルで映像と給電をまとめられます[2]。ASUS は ProArt ディスプレイと組み合わせて、編集中のクリーンなデスク環境を訴求しています[2]。耐久面では、ProArt 用に支柱付きのグラフィックスカードホルダーが同梱されるほか、推奨電源として 1,000W クラスの ROG Thor / TUF Gaming / Prime シリーズを示しています[2]。

価格と発売時期は地域ごとに分散、欧州では約 60 万円から

ASUS の発表では 米国・日本での価格や発売時期は明示されていません[1][2]。一方、フランスの大手通販 LDLC では ProArt GeForce RTX 5090 OC Edition が 3,899.95 ユーロ(現在の為替で約 67 万円相当)で掲載され、欧州での実勢価格の目安として VideoCardz などが報じています[5]。※1ユーロ172円、1ドル157円換算

NVIDIA GeForce RTX 5090 自体の米国 MSRP は 1,999 ドル(約 31 万 4,000 円)で、店頭価格はそれを大きく上回る状況が続いています[3]。ASUS の ProArt ラインは ROG Matrix や ROG Astral と比べると控えめな OC 幅にとどまる一方、Founders Edition 風の小型ボディに 32GB の GDDR7 と USB Type-C を組み合わせる構成は、AI 推論や映像編集を SFF / ワークステーション 環境で運用したいユーザーに刺さりやすい設計です[2][4]。日本市場での投入や価格は、今後の正規代理店 (ASUS JAPAN) 経由のアナウンスを待つことになります。

まとめ

ASUS の ProArt GeForce RTX 5090 32GB GDDR7 OC Edition は、Founders Edition 譲りの 2.5 スロット冷却と 32GB の GDDR7、USB Type-C 出力を組み合わせた創作者向けの新フラッグシップです。OC ブーストは 2,512 MHz と控えめながら、液体金属とベイパーチャンバーで冷却効率を高めており、SFF 系ワークステーションでの AI / 映像編集用途に位置付けられます。米国・日本の価格と発売日は未公表で、欧州先行で約 60 万円台からの流通が始まっています。

出典:https://press.asus.com/news/press-releases/asus-proart-rtx-5090-graphics-card-ai-creative/

出典:https://www.asus.com/motherboards-components/graphics-cards/proart/proart-rtx5090-o32g/

出典:https://www.tweaktown.com/news/110288/asus-announces-full-specs-and-details-on-its-new-proart-geforce-rtx-5090-32gb/index.html

出典:https://videocardz.com/newz/asus-details-rtx-5090-proart-modified-founders-edition-design-with-higher-clocks

出典:https://videocardz.com/newz/asus-proart-geforce-rtx-5090-oc-appears-in-europe-from-e3899