エレコムが、2台のパソコンでモニターやキーボードを共有できるケーブル一体型のパソコン切替器「KVM-KHUSN2」を7月中旬より発売しました。店頭実勢価格は12,800円(税抜11,636円)です[1]。パソコン側につなぐケーブルが本体と一体になっているため別途の買い足しが不要で、デスクの手前に置いた手元スイッチをひと押しすると接続先が入れ替わります。仕事用のノートPCと自宅のデスクトップを1組の入力機器で使い回したい人に向けた製品です[2]。
ケーブル一体型で、買い足しなしに2台をつなげる
KVM-KHUSN2は、1組のディスプレイ・マウス・キーボードを2台のパソコンで共有するための切替器です。パソコン側のインターフェースはUSB-Aプラグが2本とHDMIプラグが2本で、いずれもケーブルが本体から直接伸びる一体型になっています。周辺機器側にはUSB-Aポートが2基とHDMIポートが1基を備えます[3]。
ケーブル長はUSB・HDMIともに約1.15mです。パソコンごとにキーボードやモニターを用意しなくてよくなるため、機器の台数とデスクの占有面積の両方を減らせます。ケーブルの挿し直しという手間もなくなります[2]。
USB機器は2台まで共有でき、USBハブを介せば3台以上をまとめて扱えます。USB-Aポートにワイヤレスマウスやワイヤレスキーボードのレシーバーを差して使うこともできます。ただしレシーバーそのものは付属しません[2]。
電源はバスパワー専用で、ACアダプターは不要です。コンセント周りを増やさずに導入できる点は、すでに配線が込み合っているデスクでは効いてきそうです[3]。
手元スイッチとLEDで、切り替え操作をデスク手前に集める
この製品の特徴は、切替器の本体とは別に約1.8mのケーブルでつながる手元スイッチが付くところです。本体をモニターの裏やデスクの奥に隠したままでも、手前のスイッチだけでワンタッチで切り替えられます[2][3]。
手元スイッチの底面にはすべりを抑えるゴム足が付き、押したときに動きにくい作りです。切り替え先のパソコンはLEDランプで示されるため、今どちらにつながっているかを画面を見る前に判断できます[2]。
本体は幅約83mm、奥行約67mm、高さ約25mmで、重量はケーブルを含めて約270gです。カラーはブラックの1色、筐体の材質はABSでケーブルはPVCとなっています[3]。
エレコムは信号品質についても触れており、接続機器の間で起きやすい相性問題を抑えるため、送受信信号の認証試験にもとづく計測を経てパソコンと切替器の間のデータ品質を安定させる設計としています。ただし、すべての機器の動作を保証するものではないと明記されています[2]。
解像度はWUXGA/60Hzまで、HDCPの扱いには注意
映像面の上限は、WUXGA(1,920×1,200ドット)の60Hzです。オフィス作業や動画視聴には十分ですが、HDRには非対応で、CEC・HEC・ARCも使えません。4Kや高リフレッシュレートのモニターを軸に組んでいる環境では、この上限が判断の分かれ目になります[3]。
著作権保護コンテンツについてはHDCP 1.4に対応するため、映画などの再生は可能です。ただしHDCPコンテンツを視聴している最中のパソコン切り替えには対応していません[2][3]。
対応OSはWindows 11とWindows 10、そしてmacOS Tahoe 26です。妨害波対策としてVCCI Class Aの技術基準に適合しており、オフィスや工場での利用も想定されています。なお法人での導入を検討する場合は、購入前に使用環境での検証が推奨されています[2]。保証期間は1年間、使用温度範囲は5℃から40℃です[3]。
価格は店頭実勢で12,800円
プレスリリースで案内されている価格は、店頭実勢価格が12,800円、税抜が11,636円です[2]。一方でエレコムの製品情報ページには標準価格として税込19,690円(税抜17,900円)が掲載されており、本稿執筆時点では発売状況の表記も「近日発売」のままになっています[3]。実際に手に入れる際の目安としては、店頭実勢価格の側を見ておくほうが実態に近いことになります。
販売はAmazonやビックカメラ、ヨドバシカメラ、エレコムダイレクトショップなどで案内されています。JANコードは4549550421058です[2][3]。
環境配慮の面では、自社基準を満たした製品に付く「THINK ECOLOGY」の認定を受けています。外装箱は輸送効率を高める設計で、包装容器は紙・ダンボール・ポリ袋のみで構成し、プラスチック重量を社内基準製品より20パーセント以上削減したとしています[2]。
まとめ
KVM-KHUSN2は、ケーブル一体型という構成と手元スイッチによって、2台のパソコンの使い分けをできるだけ手数の少ない操作に落とし込んだパソコン切替器です。映像は最大WUXGA/60Hzまでという割り切った仕様で、HDR非対応やHDCP視聴中の切り替え不可といった制約もありますが、フルHDクラスのモニターを1枚使う環境なら扱いやすい構成にまとまっています。店頭実勢価格12,800円という値付けと、ACアダプター不要のバスパワー動作を合わせて見ると、在宅勤務用のノートPCと私物のデスクトップが同じ机に並んでいる人にとっては検討しやすい選択肢です。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001486.000026881.html
