エレコムが、外部ディスプレイへの映像出力を手元のスイッチでオンオフできるUSB Type-C - HDMI変換アダプター「AD-CHDMISWSV」を8月中旬に発売します[1]。ケーブルを抜き挿しせずに投影だけを止められるため、会議やプレゼンの最中に見せたくない画面が出てしまった場面で役に立ちます。最大4K/60Hz出力に対応し、アダプター部分は幅約21mmのスリムな形状です[2]。
抜き挿しせずに、外部出力だけを止める
AD-CHDMISWSVは、DisplayPort Alternate Mode対応のUSB Type-Cポートから映像信号を取り出し、HDMI入力を備えたディスプレイやテレビ、プロジェクターへ出力する変換アダプターです[2]。ここまでは市場に数多くある製品と変わりません。違いは、アダプター本体に押しボタン式のスイッチが載っている点です[1]。
このスイッチを押すと、HDMI側への映像出力が止まります。もう一度押せば戻ります。ケーブルを抜けば同じことはできますが、抜き挿しは端子を痛めますし、戻したときに解像度や配置がリセットされて画面が並び直すこともあります。手元のボタンで済むなら、その手間が省けます。
エレコムが想定している場面は明快です。会議やプレゼンで内部資料やパスワード入力の画面が見えてしまうとき、あるいは展示会や来客対応で映像エラーが起きたときに、いったん表示を消して立て直すという使い方です[1]。プロジェクターに映したまま手元で別の作業をしたい、という需要にも合います。
Web会議の画面共有には効かない
ここは誤解しやすいところなので、エレコム自身が注意書きを添えています。本製品のスイッチが止めるのは、HDMIケーブルを通じた外部ディスプレイへの物理的な映像出力だけです[1]。
つまり、ZoomやMicrosoft Teamsでパソコンの画面を共有している最中にスイッチをオフにしても、相手側には共有中の画面が映り続けます。オンライン会議で共有を止めたいときは、これまで通り各アプリの画面共有解除を使う必要があります[1]。
守れるのは、あくまで同じ部屋にいる人の視線です。会議室のディスプレイに投影しながらオンラインの参加者ともつないでいる、という混在した状況では、リアル側とオンライン側で止め方が違う点を頭に入れておいたほうがよさそうです。
4K/60Hz対応、アダプター部は幅約2.1cm
映像まわりの仕様は標準的にまとまっています。最大解像度は4K(3,840×2,160px)/60Hzで、最大伝送速度は18Gbps(理論値)です[2]。著作権保護技術はHDCP2.3、HDCP2.2、HDCP1.4に対応し、デジタル音声出力も通ります[2]。画面の複製と拡張の両方に対応しますが、これは接続する機器側が対応していることが前提です[1]。
信号の品質確保には、IC搭載のアクティブタイプという構成に加えて、3重シールドケーブル、金属シェル構造、金メッキピンが挙げられています[1]。ドライバーのインストールは不要で、つなぐだけで使えます。
サイズはアダプター部分が幅約21mm×厚み約12mm×高さ約55mm、ケーブル長は約0.12m、ケーブル径は約4.2mmです[2]。ケーブルが短いぶん、ディスプレイの裏側やデスク上で余ったケーブルがたるみません。持ち運びを想定してガジェットポーチに収まるサイズにした、という説明もあります[2]。本体色はシルバーで、コネクター部にはアルミニウムを使っています[1]。
なお、HDMIからUSB Type-Cへの逆方向の変換はできません。HDMIケーブルも付属しないため、別途用意する必要があります[2]。
価格と入手先
型番はAD-CHDMISWSV、JANコードは4549550446556です[2]。標準価格は4,642円(税込)で[2]、プレスリリースでは店頭実勢価格3,480円(税込)が示されています[1]。発売は8月中旬からで、公式サイトでは執筆時点で近日発売の扱いです[1][2]。
販路はエレコムダイレクトショップのほか、楽天市場店、Yahoo!ショッピング店、ビックカメラ.com、ヨドバシ.comが案内されています[1]。RoHS指令に適合し、自社基準のTHINK ECOLOGY認定製品でもあります[1]。
まとめ
AD-CHDMISWSVは、USB Type-CからHDMIへ映像を出す一般的な変換アダプターに、外部出力を止める物理スイッチを1つ足した製品です。最大4K/60Hz対応で、アダプター部は幅約21mm、ケーブル長は約0.12m。店頭実勢価格3,480円という値付けなら、会議や来客対応で人前に画面を出す機会が多い人には検討する価値があります。ただしスイッチが効くのはHDMI出力だけで、Web会議の画面共有は止まらない点だけは覚えておく必要があります。
出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001506.000026881.html
