カシオのG-SHOCK「G-STEEL」に、樹脂バンドを組み合わせた新モデルが加わります。型番はGST-B1000-1AJFとGST-B1000-2AJFで、いずれも2026年8月の発売予定。GST-B1000-1AJFのメーカー希望小売価格は60,500円(税込)です。昨秋に登場したメタルバンドのGST-B1000シリーズと基本設計を共有しながら、重量を58gまで落としてきました。
118gから58gへ、装着感を優先した派生モデル
GST-B1000は、1983年のG-SHOCK初号機DW-5000Cのベゼル形状やレンガパターンを引き継ぎつつ、ロゴを排したミニマルな外観にまとめたG-STEELの新シリーズです。今回の2機種は、そのバンドをステンレススチールから樹脂に置き換えたバリエーションにあたります。
ケースサイズは46.9×44.2×11.6mmで、質量は58g。メタルバンド版の118gと比べると60gの差があり、腕に載せたときの印象はかなり変わってきます。メタルブレスレットは見た目の質感で選ばれる部分が大きい一方、重さと手首への当たりが常用の妨げになることもあります。樹脂バンド版はそこを割り切った選択肢と言えます。
バンドの装着可能サイズは145〜215mmです。ベゼル側にはステンレススチールを残しているため、樹脂だけで固めた廉価版ではなく、金属の面と樹脂の軽さを併せ持つ構成になっています。
タフソーラーとBluetoothは据え置き
機能面はメタルバンド版から引き継いでいます。電源はタフソーラーで、光発電により電池交換を前提としない設計です。フル充電後にまったく発電しない状態でも、機能を使いながら約5カ月、暗所で運針を止めるパワーセービング状態なら約18カ月動きます。
時刻合わせはBluetoothによるスマートフォン連携で自動化されます。専用アプリ「CASIO WATCHES」からは、自動時刻修正のほか、時計の各種設定、ボタン操作で日時と位置をアプリの地図に記録するタイム&プレイス、スマートフォンを鳴らして探す機能が使えます。スマートフォンと連携しない場合は、平均月差±15秒の通常のクオーツ精度で動作します。
そのほかの機能は、1秒単位で30分まで計れるストップウオッチ、最大30分のタイマー、時刻アラーム、フルオートカレンダー、日付・曜日表示という構成です。暗所ではLEDライト「スーパーイルミネーター」が点灯し、残照機能も備えます。針にはネオブライトが使われています。
耐衝撃構造とバイオマスプラスチック
構造は耐衝撃構造(ショックレジスト)に加えて、カーボンコアガード構造を採用しています。ケースとベゼルの素材はカーボンファイバー強化樹脂とステンレススチールの組み合わせで、内部のモジュールを樹脂ケースで守りつつ、外周の金属で衝撃を受け止める考え方です。防水性能は20気圧防水、ガラスは無機ガラス、リューズはねじロック式です。
ケースとバンドの主な樹脂パーツには、バイオマスプラスチックが使われています。再生可能な有機資源を原料に含む素材で、G-SHOCKでは近年の新作に広く展開されているものです。見た目や手触りで従来の樹脂と区別できる部分ではありませんが、素材の切り替えが上位シリーズにも及んできた形です。
価格差と選び分け
メタルバンドのGST-B1000Dシリーズは66,000円で展開されています。樹脂バンド版の60,500円との差は5,500円ですので、価格だけを理由に選ぶ製品ではありません。60gの重量差と、ビジネス寄りに見せたいかスポーティに寄せたいかという見え方の違いが、実際の判断材料になるでしょう。
カラーは、GST-B1000-1AJFが黒、GST-B1000-2AJFが青系の文字板です。どちらもDW-5000C由来の赤・青・黄のアクセントを踏襲しています。
まとめ
GST-B1000-1AJFとGST-B1000-2AJFは、G-STEEL GST-B1000のバンドを樹脂に置き換えた軽量版です。ケースは46.9×44.2×11.6mmで58g、メタルバンド版から60g軽くなりました。タフソーラーとBluetooth連携、20気圧防水、カーボンコアガード構造といった中身はそのまま維持しています。GST-B1000-1AJFの価格は60,500円で、発売は2026年8月を予定しています。
