複数ポートのUSB充電器にスマートフォンを追加で挿した瞬間、USB給電のモニターが一瞬暗転した、という経験はないでしょうか。バッファローから、この「瞬断」を抑える機能を備えたUSB充電器3モデル「BSACPD10005C4BK」「BSACPD14005C4BK」「BSACPD24005C4BK」が7月上旬に発売されます。いずれも最大4台の同時充電と、電力自動分配機能「PWRArrange(パワーアレンジ)」に対応。価格はオープンプライスで、Amazonではすでに予約受付が始まっており、実売価格は6,480円からとなっています。
スマホを挿したらモニターが消える、を防ぐ「瞬停抑制機能」
マルチポート充電器の多くは、デバイスを抜き挿しするたびに各ポートへの電力を割り振り直す仕組みになっており、その際に接続中の機器への給電が一瞬止まります。スマートフォンの充電だけなら気づかない程度ですが、ドッキングステーションやUSB給電のモニターをつないでいる場合は話が別で、スマートフォンを1台挿しただけで画面が消えたり、周辺機器が切断されたりするのはなかなかのストレスです。
今回の3モデルが共通して搭載する「瞬停抑制機能」は、まさにこの現象を防ぐためのものです。バッファローによると、ドッキングステーションを通して外部モニターに接続しているような複数台接続時でも、他のデバイスの抜き挿しで給電が途切れずに使えるとのこと。ただし、デバイスの仕様や接続方法によっては正しく動作しない場合があるとしています。仕様表には現れにくい地味な改善ですが、デスクの電源まわりを充電器1台に集約したい人にとっては実用性の高いポイントですね。
電力の割り振りはおまかせ「PWRArrange」
もう1つの共通機能が、電力自動分配機能「PWRArrange」です。1台だけ接続したときはそのポートに最大出力を割り当て、複数台を接続したときは各ポートへの出力を自動で調整します。「ポートの組み合わせを間違えてノートPCにうまく充電できていなかった」といった、マルチポート充電器にありがちなトラブルを軽減してくれる機能です。なお、本機能が動作するのはUSB Type-Cポートのみで、Type-Aポートを組み合わせて使う場合は対象外となります。
安全面では、100Wや140Wといった高出力の連続出力は30分程度までとされており、高い出力が続くと温度制御によって出力を制限する設計です。保証期間は2年間。ケーブルは同梱されないため、最大出力での給電にはe-marker付きのUSB Type-Cケーブルを別途用意する必要があります。
100W・140W・240Wの3モデル展開
3モデルの主な違いは合計出力とポート構成です。
| 型番 | ポート構成 | 合計出力 | 1ポート最大 | Amazon価格 |
|---|---|---|---|---|
| BSACPD10005C4BK | USB Type-C×3、Type-A×1 | 100W | 100W | 6,480円 |
| BSACPD14005C4BK | USB Type-C×4 | 140W | 140W | 11,980円 |
| BSACPD24005C4BK | USB Type-C×4 | 240W | 140W | 17,980円 |
エントリーのBSACPD10005C4BKは、Type-C×3とType-A×1の4ポートで合計100W。1ポート最大100W出力に対応し、MacBook Pro(14インチ)クラスの消費電力が大きいノートPCも充電できます。折りたたみ式プラグを採用したコンセント直挿しタイプで、本体は約32×60×62mm(ACプラグ除く)・約185gと、4ポート搭載ながら持ち運びやすいサイズに収まっています。
中位のBSACPD14005C4BKはType-C×4の構成で、1ポート最大140Wの高出力に対応。MacBook Pro(16インチ)のような140W級のノートPCをフルスピードで充電しつつ、残りのポートでスマートフォンやイヤホンも同時に充電できます。こちらも折りたたみ式プラグの直挿しタイプで、本体は約33×79×73mm(ACプラグ除く)・約310gです。
最上位のBSACPD24005C4BKは合計240Wの据え置きタイプで、スタンドと長さ約1.5mのACケーブルが付属します。1ポート最大は140Wで、ノートPC2台を含む4台のデバイスへ余裕を持って給電できる構成です。本体は約35×122×88mm(ACケーブル、スタンド除く)・約550gと、デスクに常設する前提のサイズ感になっています。
まとめ
直挿しの100W・140Wから据え置きの240Wまで、用途に合わせて選べる3モデル構成です。瞬停抑制とPWRArrangeという2つの機能は、いずれもマルチポート充電器を日常的に使っている人ほど刺さる「不満つぶし」の改善と言えます。筆者としては、モニターやドッキングステーションごと電源を1台にまとめられる240Wモデルが気になるところです。発売は7月上旬で、Amazonでは予約を受付中です。
