Xiaomiが7月24日、韓国市場向けにAIoT(AIとつながるIoT機器)の新製品5種を一斉に投入すると発表しました。ラインナップはスマートバンド「Xiaomi Smart Band 10 Pro」、完全ワイヤレスイヤホン「REDMI Buds 8」、スマートウォッチ「Xiaomi Watch S5 46mm」、そしてホームセキュリティカメラ「Xiaomi Smart Camera C701 Pro」「同C500」で、ウェアラブルから家庭向けカメラまでを一度に厚くする構成です。価格はいずれもメーカー希望小売価格が公表され、一部は期間限定の割引も用意されました。
※1ウォン=約0.11円換算(2026年7月24日時点)
ウェアラブルを底上げするSmart Band 10 ProとWatch S5
今回の主役はウェアラブル2製品です。Smart Band 10 Proは厚さ9.7mmの薄型ボディに44.2mmサイズのAMOLEDディスプレイを備え、最大2,000ニトの明るさとアルミ合金フレームで、価格帯の割に質感を意識した仕上がりになっています。省電力の設定なら最大21日という長時間の駆動をうたい、光学式心拍センサー(PPG)と刷新された睡眠アルゴリズム「Sleep Algorithm 2.0」、150を超えるスポーツモード、単体で位置を測れる測位機能(GNSS)に対応します。価格は99,800ウォン(約1万1000円)です。
上位のWatch S5 46mmは、重さ約46g・厚さ10.99mmの本体に最大2,500ニトのAMOLEDと815mAhのバッテリーを積み、こちらも省電力設定で最大21日の駆動を掲げます。2つの周波数帯を使うデュアルバンドGNSSやオフライン地図、ランニング時の姿勢分析、自分専用のコース作成、スキーモード、転倒検知まで用意し、日常の健康管理から本格的な運動まで守備範囲を広げました。価格は238,000ウォン(約2万6000円)で、8月16日までは218,000ウォン(約2万4000円)で販売されます。
最大50dBの騒音低減に対応したREDMI Buds 8
音まわりを担うのがREDMI Buds 8です。周囲の騒音を最大50dB打ち消すノイズキャンセリングと、最大4kHzまでの広い帯域に対応する点が特徴で、通話用にはAIで声を拾う3つのマイクを備えます。ドライバーは11mm径で、装着したまま音楽を聴き続けても最大11時間、充電ケースと合わせれば最大44時間という余裕のある電池持ちです。10分の充電で約4時間再生できる急速充電にも対応します。価格は62,800ウォン(約7,000円)で、8月16日までは54,800ウォン(約6,000円)まで下がります。手ごろな価格ながら騒音対策と電池持ちを両立させ、日常使いのイヤホンとして押さえどころを外していません。
AIで人やペットを見守る2つのスマートカメラ
家庭向けには性格の異なるカメラを2機種そろえました。上位のSmart Camera C701 Proは、広角と望遠の2つのレンズを組み合わせ、最大9倍のハイブリッドズームと4K相当の記録に対応します。AIによる人物・ペットの追尾や、赤ちゃんの泣き声の検知といった見守り機能を備え、前モデルのC700より首振りの速度を30パーセント高めました。通信はWi-Fi 6に対応し、専用のAIチップやプライバシーシャッター、セキュリティ用のMJA1チップセット、端末内でデータを処理する仕組みなど、プライバシー配慮も盛り込んでいます。価格は159,800ウォン(約1万8000円)で、8月24日までは149,800ウォン(約1万6000円)です。
より手軽なC500は3.5Kの高解像度記録と、1TOPSの処理性能を持つAIチップを搭載します。人やペットを認識してリアルタイムで追いかけるほか、映したくない範囲を隠すプライバシーマスキングや、時間帯に応じて自動で目隠しする機能に対応します。価格は64,800ウォン(約7,000円)と、はじめての1台に選びやすい水準です。
AIoTエコシステム拡大への一手
一連の発表からは、単体の製品を売るというより、身につける機器と家庭内の機器をひとつのエコシステムでつなぐというXiaomiの狙いが読み取れます。Xiaomi Koreaの担当者は今回の新製品について、ウェアラブル製品群の競争力を高め、AIoTのエコシステムを広げ続けると説明し、消費者により「つながったスマートな暮らし」を届けると述べています。スマートバンドやスマートウォッチで健康データを集め、イヤホンで音を、カメラで住まいを預かるという役割分担は、まさにその方向性を体現するラインナップと言えます。
韓国は日本と同様にスマートフォンの普及が進み、ウェアラブルやスマートホーム機器の伸びしろが注目される市場です。手ごろな価格に長時間駆動やAI機能を詰め込むXiaomiの攻め方は、同社が得意としてきた「コストパフォーマンスで裾野を広げる」戦略の延長線上にあります。今回のラインナップが、周辺機器を含めた買い替えの選択肢をどこまで動かすかが見どころになりそうです。
まとめ
Xiaomiは韓国市場向けに、Smart Band 10 Pro、REDMI Buds 8、Watch S5 46mm、Smart Camera C701 ProとC500というAIoT新製品5種を投入しました。最大21日駆動のウェアラブル2製品、最大50dBの騒音低減に対応するイヤホン、AIで人やペットを見守るカメラ2機種をそろえ、価格は64,800ウォン(約7,000円)から238,000ウォン(約2万6000円)までと幅広く、一部は期間限定で割引されます。身につける機器と家庭内の機器を束ねてAIoTのエコシステムを広げるという、Xiaomiらしい一手がそろった発表でした。
