自動変形ロボットを手がけるRobosenが、劇場版トランスフォーマー40周年の記念モデル「Fallen Leader Optimus Prime G1 Flagship」の予約を始めました。1986年の映画で描かれた、戦いに敗れた直後のオプティマスプライムを再現した公式ライセンス品です。北米向けは1,000台限定で、早期予約価格は999ドル(約15万9000円)。出荷は2026年12月からを予定しています。
「勝った姿」ではなく「倒れた姿」を選んだ記念モデル
Robosenのフラッグシップシリーズは、これまでもオプティマスプライムやメガトロン、バンブルビーといった主要キャラクターを製品化してきました。今回の新作が異質なのは、題材が特定のキャラクターではなく特定の1シーンだという点です。
映画『The Transformers: The Movie』(1986年)でオプティマスプライムが倒れる場面は、シリーズを追ってきた世代にとって記憶に残る場面のひとつです。Robosenはその直後の姿を、灰色と黒を基調とした専用塗装で表現しました。塗膜には引っかき傷、焼け焦げ、摩耗の跡が作り込まれており、単に色を変えた別バージョンではなく、最終決戦の余韻を残した状態そのものを造形の主題に据えています。
40周年記念という位置づけから、付属品も記念品としての性格が強く出ています。リーダーシップの象徴であるマトリクスがコレクター向けアクセサリーとして同梱され、専用の武器、記念パッケージ、限定の記念コインが揃います。外箱自体も倒れた指揮官の場面をモチーフにした専用設計です。
傷ついた状態でも自動変形はそのまま
見た目は満身創痍でも、機能面はフラッグシップ級のままです。ロボットモードとビークルモードの切り替えは全自動で、手で関節を動かす必要はありません。
駆動系には28基のサーボモーターが入り、内部には92個のマイクロチップと6軸のIMU(慣性計測装置。傾きや動きを検知する部品)を搭載します。変形のような多関節を同時に動かす動作では、モーターの数よりも姿勢を検知しながら制御を補正できるかどうかが仕上がりを左右しますので、IMUを積んでいる点は見た目以上に効いてくる部分です。
音声はG1版オプティマスプライムを演じてきたピーター・カレンが担当します。今回は通常のオプティマスプライムではなく、倒れた指揮官としての台詞が新たに収録されています。
5つのプログラミングモードとミニシアター
操作は専用アプリから行い、モード切り替えや動作シーケンスの実行、リアルタイムの応答までアプリ側で完結します。
プログラミングは5つの方法が用意されました。手で関節を動かして動作を覚えさせる手動プログラミング、ブロックを並べる視覚的なプログラミング、PC向けのRobosen Studio、音声で指示する方法、そして初心者向けの簡易モードです。作った動作や効果音はRobosen Hubを通じて共有でき、他の利用者が作ったものを取り込むこともできます。
もうひとつの目玉がミニシアター機能です。同社のFlagship MegatronまたはFlagship Bumblebeeを併せて持っている場合、2体の動きと台詞を同期させて劇中の場面を再現できます。1体だけでは完結しない遊び方で、シリーズを買い揃えている層に向けた作りといえます。
主な仕様と価格
ロボットモードの寸法は約48.3×29.7×16.2cm、ビークルモードは約35.7×20.7×16.9cmです。本体重量は約2.7kgで、梱包込みでは約6.5kgになります。素材はABS樹脂に加えてナイロン繊維、アルミ合金、亜鉛合金、ポリカーボネート、POMなどを組み合わせています。
電源は11.1V・1900mAhの内蔵電池で、充電はUSB Type-C経由です。付属の充電器は最大30W出力のPD対応品で、充電時間は約90分、連続稼働は約60分とされています。アプリとの接続はBluetooth 4.2 LEです。サイズはフラッグシップ版オプティマスプライムと共通で、既存モデルと並べたときの見え方も揃います。
価格は通常1,399ドル(約22万3000円)ですが、予約期間中は400ドル引きの999ドルです。予約は2026年7月25日9時(米国東部夏時間)に始まり、8月25日23時59分(同)で締め切られます。北米向けの供給は1,000台のみで、予約時に全額が決済される仕組みです。出荷は2026年12月からを見込んでおり、時期が変わる場合は公式に案内するとしています。保証は1年間で、受け取り後30日以内であれば2年間の延長保証を追加できます。
※1ドル=159.54円換算(2026年8月1日の終値)
なお、この製品は米国のRobosen公式オンラインストアでの予約販売が中心で、日本国内での正規の取り扱いは案内されていません。購入を検討する場合は輸入手段と関税の扱いを確認しておく必要があります。
まとめ
Fallen Leader Optimus Prime G1 Flagshipは、劇場版40周年に合わせて、戦いに敗れた直後のオプティマスプライムを自動変形ロボットとして製品化したものです。傷だらけの塗装や記念コインといった収集品としての作り込みと、28基のサーボモーターやピーター・カレンの音声といったフラッグシップ級の機能を両立させています。北米1,000台限定、予約価格999ドル、出荷は2026年12月からという条件です。
