Googleの次期折りたたみスマートフォン「Pixel 11 Pro Fold」とみられる高解像度画像が、発表を2週間後に控えたタイミングで出回りました。公開されたのは、Googleが自社の販売ページで使うような整った構図の一群です。深い緑の新色、作り直されたカメラバー、そして新しい発光パーツ「Pixel Glow」が確認できます。

公式素材そのものに見える一群の画像

今回の画像を出したのは、ハードウェアの事前情報で知られるEvan Blass氏です。同氏が配信するニュースレター「Leakmail」に、Pixel 11 Pro Foldの画像がまとめて掲載されました。いずれも解像度が高く、背景の処理や角度の付け方まで、メーカーが製品ページや報道向けに用意する素材と見分けがつかない出来です。

各カットは端末をほぼ全方位から捉えており、閉じた状態、開いた状態、途中まで開いた状態が揃っています。画面には随所にGeminiの要素が置かれ、AI機能を前面に出す構成になっています。ただし現時点でGoogleが公開したものではないため、正式発表までは確定情報として扱えません。

厚みは10.1mm、1mmに満たない差をどう見るか

画像から読み取れる変化として注目されているのが本体の薄さです。折りたたんだ状態で10.1mmとされており、前世代のPixel 10 Pro Foldの10.8mmから0.7mm削られる計算になります。この数値自体は以前の情報でも示されていましたが、今回の画像はそれを裏付ける形になりました。

見分けの手がかりになっているのはスピーカー開口部やボタンまわりの余白です。前世代と比べて縁の取り方が細く、側面の情報量が減っています。部分的に開いた状態を写したカットでも、ヒンジから画面側にかけての厚みが以前より抑えられているように見えます。

もっとも、この薄さが競合に対して優位に立つかというと、そこは微妙なところです。SAMSUNGのGalaxy Z Fold 8は9.7mmで、Pixel 11 Pro Foldはこれより厚いことになります。数字の上ではMotorolaのRazr Foldと同じ10.1mmで並ぶ位置づけです。実際に手にしたときの差は1mm弱ですので、体感としては大きくないでしょう。

カメラバーの再設計と、新しく光る「Pixel Glow」

外観でいちばん変わったのは背面のカメラ部です。望遠レンズが上側の独立した楕円形の開口に移り、その下に広角と超広角が並ぶレイアウトになりました。前世代では横一列に近い配置でしたので、見た目の印象はかなり変わります。フラッシュとマイクは外側から見えない位置に移されており、カメラバーの面が整理されています。

そこに加わるのが「Pixel Glow」です。カメラのすぐ近くに置かれた円形の発光部で、色を変えられるLEDとされています。フラッシュの内側に組み込まれている可能性が指摘されており、独立した部品なのか兼用なのかは画像だけでは判別できません。通知の表示やバッテリー残量、カメラのセルフタイマーなどに使う案が取り沙汰されています。

このPixel Glowは折りたたみ機だけの装備ではなく、Pixel 11シリーズ全体に載るとみられています。背面を光らせる仕掛け自体はNothingのGlyphが先行していますが、Pixel Glowはより小さく、控えめな見せ方になりそうです。

3年続く同じ骨格

一方で、今回の画像から受ける印象は「大きくは変わっていない」というものでもあります。カメラバーとPixel Glowを除けば、基本的な形は3年連続でほぼ同じです。ベゼルの太さも競合と比べて余裕があり、薄型化の度合いも控えめに留まっています。

新色の名前は「Pine」とされ、前世代の「Jade」より一段暗い緑です。落ち着いた色調で、派手さよりも質感で見せる方向といえます。内側の画面は8インチ、外側は縦に長い形状で、このあたりの構成も踏襲されています。

Googleは8月12日にニューヨークで「Made by Google」を開催すると告知済みで、Google Storeにも「Google Pixel 11. Pre-order August 12.」の文言が掲載されています。Pixel 11 Pro Foldがそこで正式に披露される見込みです。

まとめ

流出したPixel 11 Pro Foldの画像は、折りたたみ時10.1mmへの薄型化、望遠レンズを独立させた新しいカメラバー、そして色が変わる発光パーツPixel Glowという3点を示しています。ただし全体の骨格は3年続いた形の延長で、薄さでもSAMSUNGの現行機には届きません。正式な仕様と価格は8月12日のMade by Googleで明らかになります。