Motorolaが12.1型タブレット「Moto Pad 70」をインドで8月8日に発売します。厚さ6.29mm、重量530グラムという薄型軽量の筐体に2.5K解像度の大画面を収め、10,200mAhの大容量電池と68W充電、そしてスタイラス「Moto Pen」を同梱します。プロセッサはMediaTekのDimensity 6400で、5G通信にも対応します。

12.1型の大画面を6.29mmに収める

Moto Pad 70の画面は12.1型で、解像度はいわゆる2.5Kクラスです。高輝度モード(HBM)使用時の輝度は最大800ニトに達します。屋内での動画視聴や手書きメモには十分な明るさで、窓際や屋外でも文字が飛びにくい水準に置かれています。

筐体は厚さ6.29mm、重量530グラムです。12型クラスのAndroidタブレットは600グラムを超える製品が珍しくないため、この寸法は同じ画面サイズの中でもかなり切り詰めた部類に入ります。大画面タブレットは持ち歩くほどに重さと厚みが効いてくるので、数字上の差がそのまま使用頻度に跳ね返る部分です。

スピーカーは4基構成で、Dolby Atmosに対応します。9基のスピーカーを積む上位の兄弟機とは差がありますが、標準的なタブレットとしては手堅い構成といえます。

Moto Penを同梱、Dimensity 6400で5Gにも対応

スタイラスの「Moto Pen」は別売ではなく箱に同梱されます。筆圧検知は4,096段階で、傾き検知とパームリジェクション(手のひらが画面に触れても誤反応しない機能)にも対応します。ノート用途を想定して買う場合、ペンを別に買い足す必要がないのは実質的な値引きに近い意味を持ちます。

プロセッサはMediaTekのDimensity 6400です。6nmプロセスで製造されるオクタコアチップで、AnTuTu v10のスコアは44万9,000点前後とされています。数値からわかるとおり、位置づけは普及帯です。重量級の3Dゲームを高設定で回す用途には向きませんが、動画再生、電子書籍、手書きノート、ウェブ閲覧といった日常的な使い方であれば不足を感じる場面は少ないはずです。むしろ、この価格帯のチップを選んだことが6.29mmという薄さと発熱の両立に効いています。

通信面では5Gに対応します。Wi-Fi専用モデルが多いこのクラスで単体通信ができる点は、外出先での使い勝手に直結します。

10,200mAh電池と2030年までの更新保証

電池容量は10,200mAhで、充電は68Wに対応します。12.1型の画面を長時間点灯させる前提を考えると、容量と充電速度のどちらも余裕のある設計です。

ソフトウェアはAndroid 16をプリインストールし、メジャーアップデートは2回、つまりAndroid 18まで提供されます。セキュリティ更新は2030年まで続きます。タブレットは1台を数年使い続ける機器なので、購入時点から4年先まで更新が約束されているかどうかは、スペック表の数字と同じくらい重要な判断材料になります。

兄弟機「Moto Pad 70 Groove」は9基のJBLスピーカー

Moto Pad 70には音響を強化した派生モデル「Moto Pad 70 Groove」があり、こちらは7月31日にインドで先に発表されました。最大の特徴はJBLと共同開発した9ユニットのスピーカーシステムで、ツイーター4基、ウーファー3基、パッシブラジエーター2基という構成です。Dolby AtmosとDolby Visionの両方に対応し、映像と音の両面をタブレット1台で完結させる設計になっています。

画面は同じく12.1型の2.5K液晶ですが、リフレッシュレートは120Hzです。電池は10,200mAhで68W充電に対応し、動画再生は最長15時間とされています。メモリ8GB、ストレージ256GBの単一構成で、価格は通常36,999ルピー(約6万2000円)、発売時点では銀行系の割引を適用して33,999ルピー(約5万7000円)から購入できます。販売開始は8月7日です。

※1インドルピー=1.68円換算(2026年8月2日時点)

標準モデルのMoto Pad 70の価格は、8月8日の発売時点で明らかになる見込みです。Grooveの価格を基準に考えると、標準モデルはそれより下の帯に置かれる可能性が高いところですが、現時点では確定していません。

まとめ

Moto Pad 70は、12.1型2.5Kの大画面を6.29mm・530グラムの筐体に収め、Moto Penを同梱した薄型のAndroidタブレットです。Dimensity 6400という普及帯のチップを選びつつ、10,200mAh電池と68W充電、5G対応、2030年までのセキュリティ更新という長く使える条件を揃えました。発売はインドで8月8日、音響特化の兄弟機Moto Pad 70 Grooveは8月7日から33,999ルピーで販売されます。