Infinixが、イタリアのデザイン会社Pininfarinaと組んだ特別仕様のスマートフォン「Note 60 Pro 5G Pininfarina Limited Edition」を、6月24日12時にインドのFlipkartで発売します。カラーは上位機Note 60 Ultraと同じ「Torino Black」の1色で、カーボンファイバー調の背面と航空宇宙グレードのアルミフレームをまとうのが特徴です。中身は通常版のNote 60 Pro 5Gと共通で、デザインを磨いた限定色という位置づけになります。

クルマで知られるPininfarinaが手がけた特別仕様

今回の主役は、性能の刷新ではなくデザインです。Pininfarina(ピニンファリーナ)は、数々の名車を生み出してきたイタリアの老舗デザインスタジオで、自動車の世界では広く知られた存在です。Infinixはすでに上位機のNote 60 UltraでこのPininfarinaとの協業を実現しており、今回のNote 60 Pro 5G Pininfarina Limited Editionは、その流れを通常版のProにも広げた格好です。

限定モデルがまとうのは、Note 60 Ultraでも採用された「Torino Black」と呼ばれる漆黒のカラーです。背面はカーボンファイバーを思わせる仕上げで、本体の縁は360度を囲む航空宇宙グレードのアルミフレームが支えます。Infinixはこの質感を「イタリアのデザイン文化に着想を得た」ものと説明しており、素材感と細部の作り込みで通常版との違いを打ち出しています。

中身は通常版Note 60 Pro 5Gと共通

注意したいのは、この限定モデルが見た目を変えた特別色であり、内部のスペックは通常版のNote 60 Pro 5Gと変わらない点です。性能を底上げした上位版ではないため、購入を検討する際は仕様をそのまま通常版として捉えるとわかりやすいでしょう。

画面は6.78インチの有機ELで、解像度は1208×2644ドット、リフレッシュレートは144Hzに対応します。ピーク輝度は4,500ニトと高く、屋外の強い日差しの下でも見やすさを確保しやすい設計です。プロセッサにはQualcommのSnapdragon 7s Gen 4を搭載し、メモリは12GB、ストレージは256GBを備えます。

カメラは、光学式手ブレ補正に対応する5000万画素のメインカメラに、800万画素の超広角、1300万画素のインカメラという構成です。電池容量は6,500mAhと大きく、90Wの有線急速充電と30Wのワイヤレス充電の両方に対応します。基本ソフトはAndroid 16をベースにした独自インターフェース「XOS 16」で動きます。大画面と大容量バッテリー、速い充電をそろえた、いわゆる「ノート系」らしいバランスのとれた1台です。

発売はインド限定、価格は未発表

発売は6月24日の正午、販売チャネルはFlipkartに限られます。Infinixの「Note 60」シリーズは、Pininfarina監修のNote 60 Ultraが先行して登場し、通常版のNote 60 Proも4月にインドへ投入されていました。今回の限定モデルは、その人気の流れに乗せてデザインで差をつける一手と言えます。

気になる価格について、Infinixは限定モデルの正式な金額をまだ明らかにしていません。参考までに、メモリ8GB・ストレージ256GBの通常版Note 60 Pro 5Gはインドでおよそ34,999インドルピー(約6万円)で売られています。限定モデルはメモリが12GBに増えるため、これより高くなる可能性があります。現時点ではインド以外での展開は案内されておらず、日本国内での発売予定も発表されていません。

※1インドルピー=1.7円換算(2026年6月時点)

まとめ

Note 60 Pro 5G Pininfarina Limited Editionは、イタリアの名門デザイン会社Pininfarinaと組んだ限定色のスマートフォンです。Torino Blackのカーボンファイバー調デザインと航空宇宙グレードのアルミフレームで特別感を出す一方、画面やプロセッサ、カメラ、電池といった中身は通常版のNote 60 Pro 5Gと共通です。6月24日にインドのFlipkartで発売され、価格は未発表ながら通常版より高くなる見込みです。性能よりも、デザインと所有感に価値を感じる人に向いた1台になりそうです。