GoogleがAIアシスタント「Gemini」に、Google Playと連携する新機能の提供を始めました。Geminiとの会話のなかで、目的に合ったアプリを探したり、そのままインストールしたり、アプリ内課金やギフトカードの購入まで行えるようになります。膨大な数のアプリから目当ての一本を探す手間を、自然な言葉でのやり取りに置き換えてくれる仕組みです。米国時間6月26日から段階的に展開が始まりました。
会話の中でアプリ探しが完結する
Google Playには数百万本ものアプリが並んでいます。選択肢が多いのは魅力ですが、その一方で「自分に合うアプリ」を見つけ出すのは、干し草の山から針を探すような作業になりがちです。今回の「Google Play連携アプリ」は、この悩みをGeminiとの対話で解きほぐすことを狙っています。
新機能でできることは大きく3つです。アプリを探す「発見」、見つけたアプリを入れる「インストール」、そしてアプリ内アイテムやギフトカードを買う「購入」です。これらをGeminiの会話画面から離れずに進められる点が、従来のアプリ探しとの大きな違いになります。
具体的な使い方
使い方はあくまで普段どおりの言葉で頼むだけです。たとえば「献立づくりに役立つ生産性アプリを探して」と入力すると、Geminiが条件に合いそうなアプリをいくつか提案します。気になったアプリのアイコンをタップすればGoogle Playの詳細ページに移り、そのままインストールを完了できます。
購入まわりも会話で操作できます。「(アプリ名)のアプリ内課金を見せて」と頼めば購入できるアイテムが表示され、「Google Playギフトカードを買って」と伝えればデジタル購入の手続きに進めます。探す・入れる・買うという一連の流れを、画面を行き来せずにこなせるわけです。アプリ選びで迷いがちな人にとっては、心強い相棒になりそうです。
利用するための条件
便利な機能ですが、使い始めるにはいくつか条件があります。Googleによれば、年齢が18歳以上であること、Android端末にGoogle Playストアアプリが入っていること、個人用のGoogleアカウントでGeminiにサインインしていること、そしてGeminiの設定で「アクティビティを保存」(Keep Activity)を有効にしていることが必要です。仕事向けのWorkspaceアカウントや、保護者管理下のファミリーアカウントは当面対象外とされています。
連携の手順自体は難しくありません。Geminiアプリを開き、Google Playと同じアカウントでサインインした状態で、Google Playのアプリを探すよう頼むだけです。まだ連携していない場合は、Gemini側から接続を促す案内が表示されるため、画面の指示に沿って進めれば設定が完了します。
背景と位置づけ
この連携は突然出てきたものではありません。Googleは2026年5月の開発者向けイベントで、Geminiにアプリ提案の機能を組み込む方針を示しており、今回はそれが「Google Play連携アプリ」という形で実際の提供段階に入りました。展開は6月26日から段階的に進められ、対象となる利用者へ順次広がっていく見込みです。
GoogleはGeminiを、さまざまなサービスとつなぐ「連携アプリ」を通じて、単なるチャット相手から日常の作業をこなす相棒へと育てようとしています。アプリ探しという身近な行動をAIとの会話に置き換える今回の試みは、その方向性を分かりやすく示す一例と言えるでしょう。
まとめ
GeminiのGoogle Play連携は、アプリの発見からインストール、アプリ内課金やギフトカード購入までを会話だけで完結させる新機能です。利用には18歳以上であることや個人用Googleアカウント、「アクティビティを保存」の有効化といった条件があり、6月26日から段階的に展開されています。アプリ選びの手間を減らしたい人にとっては、試す価値のある機能になりそうです。
