Garminが2026年7月21日、同社として初めてディスプレイを搭載しないスマートバンド「CIRQA(サーカ)」を発表しました。手首で心拍数や睡眠、ストレスなどを一日中計測しながら、追加のサブスクリプションは不要という点を最大の売りにしています。価格は199.99ドル(約3万3000円)で、発表と同時に発売され、すでに購入できます。1回の充電で最大10日間動作し、計測したデータはスマートフォンの「Garmin Connect」アプリに送られます。時計の文字盤に気を取られず、Garminの計測機能だけを使いたい人に向けた製品です。

追加課金なしを前面に押し出す

CIRQAが最初に強調するのは、センサーの性能ではなく料金体系です。近年はリカバリー系のバンドを中心に、詳しい健康データを見るために月額課金を求める製品が増えています。GarminはCIRQAについて、高度な健康・運動計測をサブスクリプションなしで使えるとしており、この「追加料金なし」を競合との違いとして打ち出しています。日々の睡眠スコアや回復状態といった指標が買い切りだけで見られる点は、月額課金に抵抗がある人にとって分かりやすい判断材料になります。

画面を持たず、スマホにデータを送る

CIRQAは本体に画面を持たず、操作は物理ボタン1つだけというシンプルな構成です。バンドには肌当たりのよい布素材を採用し、腕に着けたまま計測に徹して、結果はスマートフォン側のGarmin Connectで確認します。防水性能は5気圧(5 ATM)相当で、水泳や日常の水濡れにも対応します。カラーはシトロングレー、モーブ、フレンチグレー、ダークオリーブ、キャプテンブルー、フレンチブルー、ブラックの7色展開で、手首だけでなく腕に巻いて使うこともできます。1回の充電で最大10日間動作するため、頻繁に充電する手間を抑えられます。

計測できる健康・運動データ

画面がなくても、記録できる項目はGarminのウェルネス系ラインアップに準じた充実した内容です。手首での心拍数、体の消耗と回復を可視化する「Body Battery」、血中酸素レベルを測るPulse Ox、ストレス、皮膚温度などを一日を通して計測します。睡眠についても、睡眠段階の推移や睡眠スコア、必要な睡眠時間を満たせたか、心拍変動(HRV)、呼吸数、仮眠までを細かく追います。さらに、心拍変動の傾向を示すHRVステータス、トレーニングの準備度合いを示すTraining Readiness、Training Status、最大酸素摂取量の目安となるVO2 Maxにも対応し、運動の自動検出に加えて80種類以上の運動の手動記録にも対応します。

価格・発売と、競合との位置づけ

CIRQAの価格は米国で199.99ドル(約3万3000円)、英国で179.99ポンド(約3万9000円)です。発表と同時に発売されています。※1ドル=約164円、1ポンド=約218円で換算(2026年7月21日時点)

この「画面なし・サブスク不要」という組み合わせは、月額課金を前提とするWhoopのようなリカバリーバンドや、Fitbitなどの活動量計を意識した位置づけと言えます。文字盤の通知に気を取られたくない人や、スマートウォッチほどの機能は求めず健康データの記録に絞りたい人にとって、選択肢の一つになりそうです。

まとめ

GarminのCIRQAは、画面を省いて計測とバッテリー持ちに振り切り、サブスク不要で使える点を前面に出した新しいスマートバンドです。米国199.99ドル(約3万3000円)で2026年7月21日に登場し、心拍数や睡眠、ストレス、VO2 Maxなど幅広い指標を最大10日間の駆動で記録します。日々の体調管理を、余計な月額負担なく続けたい人にとって、注目しておきたい1台です。

参考リンク