エレコムは、半固体リチウムイオン電池を採用したモバイルバッテリーの新モデルとして、容量20,000mAh・最大67W出力に対応する3ポートモデル「DE-C87-20000BK」を6月下旬に発売します[1]。電解液をゲル化して発火リスクを抑えた安全設計が特徴で、約2,000回のくり返し使用に耐える長寿命と、ノートパソコンも充電できる高出力を両立した1台です[1]。

半固体リチウムイオン電池で安全性と長寿命を両立

最大の特徴は、内部の電解液をゲル化した半固体リチウムイオン電池を採用している点です[1]。従来のリチウムイオン電池は液体の電解液の中をリチウムイオンが移動しますが、半固体電池では電解液をゲル状にすることで液漏れのリスクを下げています。発火事故の一因とされる可燃性有機電解液の使用量を減らし、内部でショートが起きた際の可燃性ガスの発生も抑えるため、安全性を高めやすいというのが利点です[1]。

長寿命につながるのもこの電池の強みです。一般的な液体電解質のモバイルバッテリーの充放電サイクルが約500回とされるのに対し、本製品は約2,000回と従来の約4倍の寿命をうたいます[1]。さらに放電時の対応温度は-15℃から45℃までと幅広く、猛暑や厳冬の環境でも使いやすい設計です[1]。数年で買い替える消耗品というより、長く付き合える1台として位置づけられています。

最大67Wの3ポート出力でノートPCにも対応

出力ポートはUSB Type-Cを2基、USB-Aを1基備え、最大3台の機器を同時に充電できます[1]。USB Type-Cポートを単独で使った場合はUSB Power Deliveryで最大67W(PPSも最大67W)の出力に対応し、コンセントのない場所でもノートパソコンを充電できます[1]。2ポート同時使用時は合計最大67.5W、3ポート同時使用時は合計最大63Wを分配して給電する仕様です[1]。

容量20,000mAhは、1,800mAhのスマートフォンなら約6.6回、3,000mAhのスマートフォンなら約3.9回の充電が目安とされています[1]。接続機器に応じて電圧や電流を自動調整するため、iPhoneなどを効率良く充電できるほか、バッテリーを経由せず充電器から直接給電するパススルー充電や、本体とスマートフォンをまとめて充電する機能にも対応します[1]。USB-Aポートでは小型機器向けの低電流モードやおまかせ充電が使え、Nintendo Switch 2やNintendo Switchの充電にも対応します[1]。付属のUSB Type-Cケーブルは約10cmと短く、充電しながらスマートフォンを持ち歩きやすい長さです[1]。

Health Monitorとリアルタイム表示で状態を見える化

安全性を支えるのが、電池の状態を把握できる2つの機能です。「Health Monitor」は充放電の回数をもとに電池の健康状態を自動で診断して表示し、買い替えや点検の目安として使えます[1]。液晶画面の「Real-time Display」は、1%単位のバッテリー残量や入出力のワット数、異常検知、低電流モードの動作状況をリアルタイムに確認できます[1]。

このほか、本体の温度を監視・制御する「Thermal Protection」や、異常を検知すると自動で動作を止める多重保護も備えます[1]。日本の電気用品安全法(PSE)の技術基準を満たし、内蔵電池はJIS C 62133-2:2020およびJIS C 8715-2:2024規格に準拠した安全設計です[1][2]。容量は160Wh以下のため、規定の範囲内であれば飛行機への機内持ち込みもできます[1]。

環境に配慮した素材と主な仕様

筐体には再生プラスチックを採用し、パッケージには管理された森林由来の紙を使うなど、環境負荷を抑える工夫も盛り込まれています。エレコムの自社環境認定基準を満たした「THINK ECOLOGY」認定製品です[1]。

主な仕様は、外形寸法が幅約70×奥行約35.5×高さ約110.2mmで、重量は約405gです[1][2]。本体の充電時間は約2時間で、電池には3.85V・5,000mAhのセルを4本搭載し、総電力量は77Whとなります[1]。型番はDE-C87-20000BK、価格はオープン価格で、ビックカメラやヨドバシカメラ、エレコムダイレクトショップなどで取り扱われます[1][2]。

まとめ

「DE-C87-20000BK」は、半固体リチウムイオン電池による安全性と約2,000回の長寿命を土台に、最大67Wの3ポート出力でノートパソコンまでまかなえる大容量モバイルバッテリーです。Health Monitorやリアルタイム表示で電池の状態を見ながら長く使える点も含め、安全性と実用性を重視して充電環境を整えたい人に向いた1台と言えます。発売は6月下旬を予定しています。

出典:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001432.000026881.html

出典:https://www.elecom.co.jp/news/new/20260609-05/