エレコムが、1個で最大7台のデバイスをつなげるワイヤレス共通レシーバー「ELECOM Bridge E USBレシーバー」を8月上旬に発売します[1]。マウス、トラックボール、キーボードを1本のレシーバーにまとめてペアリングできるため、USBポートを何個も占有せずに済みます。型番はM-ER10GYで、店頭実勢価格は1,379円(税込)[1]。重さ約2グラムの小さなドングルですが、狙っているのは自宅よりもオフィスの机です。
1個のレシーバーに最大7台をまとめられる
ワイヤレスのマウスやキーボードを複数使っていると、レシーバーの数だけUSBポートが埋まっていきます。ノートパソコンのようにポートが2つしかない機種では、これがそのまま作業環境の制約になります。
Bridge E USBレシーバーは、この点を1個で最大7台という接続数で解決します[1][2]。パソコンやタブレットにレシーバーを挿したまま、用途に応じてマウスとトラックボールを持ち替えたり、キーボードを切り替えたりできます。レシーバーを紛失したときの交換用としても使えるため、対応製品を持っている人にとっては予備という意味合いもあります[1]。
ただし、2026年8月4日時点で対応しているのはトラックボールのIST PLUSのみです。HUGE PLUSや今後発売する製品へは順次対応する予定と案内されています[1]。手持ちの機器がそのまま全部つながるわけではないので、購入前に対応表を確認しておきたいところです。ペアリングには専用ソフトの「エレコム マウスアシスタント」が必要です[1][2]。
ゲーミング志向のBridge G1000との違い
エレコムには、すでに共通レシーバーとして「ELECOM Bridge G1000 USBレシーバー」(M-GR10BK)があります。こちらはトラックボールのIST PROなどに対応し、接続数は最大3台です[3]。
両者の性格の違いは、レポートレートに表れています。G1000は最大1000Hzに対応し、ゲーミングセンサーとハイグレードMCUを搭載してゲーミング用途に耐える通信性能をうたっています[3]。対してBridge Eのレポートレートは最大133Hzです[2]。数字だけを見れば見劣りしますが、そもそも狙う場所が違います。Bridge Eは独自の混信対策で、多くのデバイスをつないでも通信を維持することを前面に出しています[1][2]。1人が1台の入力機器を高速に動かす場面ではなく、机が並ぶ空間で無線が飛び交う場面を想定した設計です。
外形寸法は幅約16ミリ、奥行約19ミリ、高さ約9ミリ、重量は約2グラムで、この点は両モデルで共通です[2][3]。中身の思想だけが入れ替わった格好になります。
主な違い
| 項目 | Bridge E(M-ER10GY) | Bridge G1000(M-GR10BK) |
|---|---|---|
| 最大接続台数 | 7台 | 3台 |
| レポートレート | 最大133Hz | 最大1000Hz |
| 主な対応製品 | IST PLUS | IST PRO |
| カラー | グレー | ブラック |
| 標準価格 | 2,123円(税込) | 2,277円(税込) |
BLEベースの認証でレベル4のセキュリティ
Bridge Eの製品ページでは、通信面についてもう1歩踏み込んだ説明が加えられています。BLE(Bluetooth Low Energy)ベースの通信プロトコルを採用し、最高レベルとなるレベル4のセキュリティを保つという内容です[2]。デバイス同士が強固に認証し合うことで、オフィス内での通信安定性を確保しつつ、通信の傍受を物理的に不可能にすると説明されています[2]。
無線の入力機器は、キー入力を拾われるリスクが指摘されてきた分野です。個人利用ではあまり意識されませんが、共用スペースや来客の多いオフィスでは無視できません。共通レシーバーという利便性の話に、暗号化と認証の話を並べてきたのは、法人需要を見据えた構成と読めます。
なお、接続方式そのものは2.4GHz帯のUSB無線でGFSK方式、電波到達距離は最長約10メートルです[2]。
仕様と価格
コネクター形状はUSB-Aプラグで、電源はUSBバスパワーです[2]。対応OSはWindows 11とWindows 10、macOS 26 Tahoe、そしてChromeOS。ただしペアリングに必要なエレコム マウスアシスタントがChromeOSに対応していないため、ChromeOSで使う場合は別途WindowsパソコンかMacでのペアリングが必要です[2]。カラーはグレーの1色、保証期間は1年間、JANコードは4549550442121です[2]。
価格は、プレスリリースが示す店頭実勢価格が1,379円(税込)、税抜1,254円[1]。エレコムの製品ページ上の標準価格は2,123円(税込)、税抜1,930円です[2]。実売は1,000円台前半が目安になりそうです。
環境面では、自社環境認定基準を満たした「THINK ECOLOGY」認定製品として案内されており、包装容器は紙・ダンボール・ポリ袋のみで構成されています[1]。
まとめ
ELECOM Bridge E USBレシーバー(M-ER10GY)は、1個で最大7台のエレコム製入力機器をまとめられる共通レシーバーです。レポートレートは最大133Hzとゲーミング向けのBridge G1000より控えめですが、独自の混信対策とBLEベースの認証によるレベル4のセキュリティで、デバイスが密集するオフィス環境に寄せた設計になっています。発売は8月上旬、店頭実勢価格は1,379円(税込)。現時点の対応製品はIST PLUSのみで、HUGE PLUSなどへは順次対応が広がる予定です。
出典[1]:https://prtimes.jp/main/html/rd/p/000001497.000026881.html
