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Apple M1 Macbook Air で Windows 10 ARM 版を動作させる白昼夢を見たい
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macOSが夢なら、逆に Windows は白昼夢なのかと・・。
発売されたばかりの Apple Silicon M1 を搭載する Macbook Air 上で、Windows 10 ARM 版を起動するという試みです。
すでに世界中の有志の方々が、パッチを配布してくれたり、日本語の解説までつけてくれていたりするので、起動するまでの道のりは非常に簡単なものとなっています。
ちなみにこれは悪夢といってもいいのですが、あの Internet Explorer 11 も、しっかり起動します。
用意するものと手順
日本語の解説が有志により用意されていますので、こちらを読めば問題なく動作までこぎつけます。
How to run Windows 10 on ARM in QEMU with Hypervisor.framework patches on Apple Silicon Mac · GitHub
ネットワークドライバの記述は、インストール後は不要になります。
ファイルパスが「~/Downloads(以下略)」で No such file or directory となり動作しない場合は、フルパスで記述してやることで問題なく読み込んでくれます。
起動!意外にもスムーズに動く
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上記の手順により起動したものがこちら。
仮想環境にもかかわらず、かなりスムーズに動作しました。
ギリ軽い開発ぐらいなら耐えられそうなレベルです。
x86版の Google Chrome をインストールすることも可能でした。
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M1 Mac上で、x86アプリが動作しています。
タスクマネージャを開いてみると、CPUは指定通りの4コアで認識されています。
メモリは、少しだけ背伸びして8GBに設定してみました。
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ちなみに、-smp オプションの値を8にすることで、8コアとして認識させることも出来ます。
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M1 は8コアではありますが、高性能コアx4コアと、高効率コアx4コアの計8コアで構成されているため、この記述はあまりよくない気がします。
コア数別のベンチマークの比較スコアはこの先に記載しております。
日本語化・アプリのインストールもOK
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Windows 10 の設定画面より、言語パックをインストールすることで、問題なく表示言語を日本語にすることが出来ました。
(インストールにはネットワーク接続が必要です)
Geekbench 5 の結果は?
各所で仮想マシン上のスコアは出回っておりますが、一応筆者もスコアを計測してみました。
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上記が4コアでの状態のスコア。
Intel Core i7-1065G7(4コア8スレッド)と同じぐらいのマルチコアスコアを誇っています。
シングルコアのスコアだと、完全に上回っています。
仮想環境で無理矢理動かしたにしては、かなり速い数値だと思います。
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仮想マシンの設定を8コアにしてみると、マルチコアのスコアが上昇しました。
これだと、最新の第11世代 Intel Core i7-1185G7(4コア8スレッド)とほぼ似たようなスコアになります。(これは仮想マシン上での結果なのでM1本来の性能ではありません)
ただし、触った感じでは、8コアにすると動作がほんの少しだけぎこちなくなってしまった気がするので、4コアの方が良さそうです。
ちなみに、Compute のスコアは現時点では測ることが出来ません。
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ちなみに下記はmacOS上で取得したM1のベンチマークスコア。
やっぱり速い・・・。
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悪夢再来!IE11が動作!
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負の遺産、IEも動作します。
さすがにこの環境で開発をしようとは思いませんが、やろうと思えばWebサイトの表示テストぐらいは十分に可能です。(画面サイズは小さいですが・・)
実用はちょっと・・。でも予想以上に動く
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ちょっと導入までの敷居は高いのですが、誰でも手順通りにすれば起動できてしまうので、試してみたい方は是非。