Appleは2026年3月4日(現地時間)のイベントにて、Macbookシリーズの新しいモデルとなる「MacBook Neo」を発表しました。MacBookのラインナップに新ブランドが加わるのは、2008年のMacBook Air以来、実に約18年ぶり。カラーバリエーションはシルバー、ブラッシュ(ピンク系)、シトラス(イエロー系)、インディゴ(ブルー系)の4色展開です。

日本での一般販売価格は99,800円(税込)から。学生・教職員向けの教育価格では84,800円(税込)からとなっており、手の届きやすい価格設定となりました。予約注文は本日より開始、発売日は3月11日です。

円安、物価高、さらにAI需要でメモリが高騰する中、日本円で10万円を切ってくれてありがとうApple!!

iPhone 16 Proと同じ「A18 Pro」チップを搭載した「Macbook」

MacBook Neoの最大の特徴は、iPhone 16 Pro シリーズに搭載されたものと同じ「A18 Pro」SoC を採用している点。今までMac向けのMシリーズを搭載してきたMacとしては初めて、Aシリーズのチップを搭載する製品となります。

A18 Pro は、2つの高性能コアと4つの高効率コアで構成される6コアCPUです。元々iPhone向けに設計されていたため、モバイル向けならではの省電力性とシングルスレッド性能が期待されています。
メモリは8GB固定となり、他のMacBook Air/Proのような増設オプションはありません。

Appleの公式テストによると、Intel Core Ultra 5を搭載したWindows PCと比較して、Webブラウジングなどの日常タスクで最大50%高速とされています。なお、MacBook Neoはファンレス設計のため、動作中は完全に無音となります。図書館で使っても大丈夫そうです。

ただし、ファンレスということは熱が逃げにくいため、重めの作業を長く行うには不向き。もし、CADやAdobe系のちょっと重いソフトを使うなら、MacBook AirかProを買うことをおすすめします。

13インチ・10億色対応のLiquid Retinaディスプレイ

iPadみたいな綺麗な画面デザイン。ノッチがないのは羨ましい!

ディスプレイは13.0インチのLiquid Retina IPS液晶ディスプレイを搭載しています。
他のMacBookのように画面上部のノッチはなく、iPadのような均一なベゼルデザインを採用しているのも特徴です。

解像度は2,408×1,506で、輝度は500ニト。10億色、sRGBカラーに対応します。
13インチのMacBook Air と比較すると、0.6インチ小さくて、P3に対応しない(sRGBだけ)という感じ。P3はデザイナーや色が超重要な人以外は要らないので全く問題なし。
最安モデルとはいえApple製品であれば画面は綺麗なのは確実。

外部ディスプレイはMacBook Airと同じく1台まで接続可能で、最大4K解像度に対応します。

容量は256GBと512GB

MacBook Neoの容量は2種類あります。
こんな感じ↓

  • 256GBモデル(99,800円):Magic Keyboard搭載。Touch IDは非搭載。
  • 512GBモデル(114,800円):Touch ID搭載Magic Keyboard付き。

つまり、Touch IDを使いたい場合は上位の512GBモデルを選ぶ必要がありますが、1日に何度もロック解除するiPhoneとは違い、MacBookではTouch IDがなくても日常使いで大きな不便はありません。筆者はMacBook Airを使っていますが、Touch IDとの相性が悪く、パスワードだけで使っています。

Thunderboltは非搭載、USB-Cが2ポート(但し片方はUSB2)

ちょっと分かりづらいが、3つの端子は全て左側にあり、右側には無い

左側面に全ての端子があり、USB 3(映像出力可能)とUSB 2 の計2ポートのUSB-C端子、3.5mmヘッドフォンジャックを備えています。

MagSafe充電には対応しておらず、充電はどちらかのUSB-Cポート経由で行います。
注意すべき点として、Thunderbolt には対応していません。

USB 3の転送速度は最大10Gb/s、USB 2は最大480Mb/s なので、外部ディスプレイを接続する場合、USB 2のポートしか使えないことになります。欲を言えば両方USB 3にして欲しいところですが、これはエントリーモデル。文句は言えませんね。

ワイヤレス通信はWi-Fi 6E(802.11ax)とBluetooth 6をサポート。

格安Windows PCへの対抗馬として期待

日本におけるiPhoneのシェアは、各種調査でおおむね50〜57%前後と報告されており、20代女性に限ると80%超という調査もあります。

出典:MMD研究所「2025年9月スマートフォンOSシェア調査」 https://mmdlabo.jp/investigation/detail_2496.html

つまり、日本のスマートフォンユーザーの半数以上がすでにiPhoneを使っている状況です。

iPhoneとMacの連携機能は非常に強力で、同じApple製品同士でしか実現できない便利さがあります。

AirDropでファイルを交換したり、iPhoneの画面をMacへ映したり、コピーや貼り付けもデバイス間で共有できる

これまではMacBookの最低価格が、近い性能のWindows PCと比較すると少しお高めで、価格面で選択肢から外れる人も多かったはず。

MacBook Neoは一般価格で99,800円、学割で84,800円となり、量販店で販売されているミドルクラスのWindows PCと同価格帯。しかもAppleの製品は、本体の質感、ディスプレイの品質、トラックパッドの精度、OSの安定性など、品質基準が高いことがあらかじめ保証済み。安心して購入できます。


余談ですが、筆者は法人のPCサポートをしており、修理などを手配することが多いのですが、Appleシリコン搭載 MacBook はマジで全然壊れません。購入から5年経った M1 MacBook Pro もまったく問題なし。

大学生・オフィスワーカーにもおすすめしたい1台

MacBook Neoは、高度な動画編集やソフトウェア開発といったヘビーな用途には向きませんが、レポート作成、ウェブブラウジング、メール、プレゼン資料の作成、オンライン会議といった日常的なタスクには十分すぎるスペックを備えています。

コンパクトで軽量、充電器も小さく、カバンに入れてもかさばらないといった点も魅力。
大学生はもちろん、文書作成が中心のオフィスワーカーにもおすすめ。4月からの新生活に向けてPCの購入を検討している方は、ぜひ選択肢に加えてみてください。