【NZXT KRAKEN X63】Ryzen 5000番台を冷やしたいなら簡易水冷クーラーがオススメ
4年ほど前にPCを購入して以来、Intel Core i7-6700 を使用してきましたが、さすがにそろそろCPUを買い替えたいと思うようになり AMD Ryzen 5600X を購入しました。
スペックの向上が感じられて Apex Legends では約20~30fps増加、安定して144fpsをキープするようになり満足していますが、1つ気になる事が出来ました。
それは、CPUの温度が高すぎると言う事です。
アイドル時55~60℃ゲーム等の高負荷時は80~85℃で、一時的に90℃を超えることも多々ありました。
リテールクーラーよりはマシだと思い、upHere の空冷ファンを使っていましたが、さすがに温度が高すぎると思い、簡易水冷クーラーの「NZXT KRAKEN X63」を購入。
結論から言うと、高負荷時でも60℃を超える事はほとんどなくなりました。
ファン交換時に、グリス(MX4)も別の物に変更したのでクーラーだけの効果ではないと思いますが、ここまで冷却されるとは思っていませんでした。
今回はそんな NZXT KRAKEN X63 をレビューして行きたいと思います。
使用しているPCスペック
PCケース | NZXT H510Elite |
マザーボード | ROG STRIX B550-A GAMING 【 ATX 】 |
CPU | AMD Ryzen 5 5600X |
CPUクーラー | NZXT KRAKEN X63 |
CPUグリス | シミオシ OC Master SMZ-01R |
圧倒的な冷却性能
先述したように、冷却性能が空冷ファンに比べてかなり高いと感じました。
CPU使用率が増えそうなバトルロワイアルのゲームや、Cinebench等のベンチマークソフトで負荷をかけても、定格であれば60℃以上を超える事はほとんど無くなりました。
ゲームタイトル | 平均温度 | 最高温度 |
---|---|---|
Apex Legends | 50℃ | 61℃ |
ASSASSINS CREED VALHALLA | 43℃ | 46℃ |
Cyberpunk 2077 | 52℃ | 54℃ |
Cinebench R23 | 57℃ | 58℃ |
Escape From Tarkov | 44℃ | 47℃ |
Red Dead Redemption 2 | 47℃ | 51℃ |
Tom Clancy’s Rainbow Six Siege | 48℃ | 50℃ |
静穏性が高い
140mm x 2基の280mmファンを搭載していますが、イヤホンをしていればファンの回転音が気にならない程度には静かです。
CPU温度が安定して40~50℃台をキープしているのでファンの回転数が一定して音の変化も気にせずに使えます。
NZXT CAM を使用すればファンの回転数を変更する事が出来るので、CPU温度と相談しながら回転数を減らしても良いと思います。
見た目が綺麗
ラジエーターは大きいですが、CPUヘッドが空冷に比べかなり小さいので、ケースがすっきりしている様に感じます。
ケーブルの質感も高く、丈夫で取り回しやすく綺麗に配線出来ます。
LEDの光り方も綺麗で、虹色に発光させたり、CPU温度に合わせてリングの色を赤くする事が出来たりとカスタマイズ性もあります。
まとめ
- 空冷と比較して冷却性能が高い
- 静穏ファン
- デザインが良い
- 空冷と比較して値段が高い
- NZXT CAMを常駐させないとファンの回転数やLEDをカスタマイズ出来ない
個人的に、見た目・冷却性能共に想像以上のクオリティで、少し値段は高いですが購入して良かったと思いました。
NZXTのケースを使っているので統一感が生まれて、他のNZXTの製品も使ってみたいと感じさせる魅力があります。
今回は、280mmモデルのX63使いましたが120mmや240mm等のサイズが用意されているので、自分のケースに合ったモデルを選ぶ事が出来ます。
CPUが熱くて困っている人はぜひ NZXT KRAKENシリーズを使ってみてはいかがでしょうか。