2020年11月13日にテンキーや矢印キー等を削除した、通常の60%サイズキーボード「Razer Huntsman Mini」日本語配列が発売されました。
以前は主にゲーム用途で「Razer Blackwidow Green Switch」を4年、その後「Razer Huntsman Tournament Edition Linear Optical Switch」を2週間ほど使用していました。
しかし打鍵感が自分に合わないと感じ、Razer Huntsman Miniを発売日に購入。
一週間ほど経過し、使用感が分かってきたのでレビューしていきたいと思います。

持ち運びたくなるコンパクトなサイズ

なんといってもこの小さなサイズ感。
マウスの稼働区域が広くなるので、マウスを左右に振る必要があるローセンシ(感度が低い)な人に最適です。
FPSをしていたらマウスがキーボードに当たってしまう、なんて事とは無縁に。
軽量なのでキーボードを持ち運ぶ必要がある人にもオススメです。

値段相応な品質

ひんやりとしたアルミのボディ、サラサラとした感触のいいキー、シンプルで美しいフォント、上品で奇麗なLED。
16,980円と決して安いとは言えない値段になっているが、クオリティが高く使っていて気持ち良くさせてくれます。

ゲームにも文字入力にも丁度良いLinear Optical Switch 2nd Gen

Linear Optical SwitchはRazer独自開発の軸でRazer Huntsman Tournament Edition等にも採用されてきました。
しかしRazer Huntsman Miniでは新たに2nd Genへ世代が変わり、大幅に仕様が変更されました。

  • アクチュエーションポイント キーが入力されたと判断する深さ
  • キーストローク キーを入力した際の最大の深さ
  • 押下圧 キーを入力するのに必要な力
    アクチュエーションポイントキーストローク押下圧
    Green Switch1.9 mm4.0mm50g
    Linear Optical Switch 1st Gen1mm3.5mm40g
    Linear Optical Switch 2nd Gen1.2mm3.5mm48g

    筆者は以前、1st Genの軸が採用されているRazer Huntsman Tournament Editionを使用していましたが、1st Genはキーが短く・軽すぎた為か「指を置いているだけで入力されてしまう」といった誤入力が増えてしまいストレスを感じるように。
    Razer Huntsman Miniでは2nd Genになり、先述したような誤入力が発生しなくなりました。
    「スコスコスコ」といった打鍵感で心地よく、丁度良い軸になったと感じています。
    素早い動作が求められるFPSにおいても、アクチュエーションポイントが1.2mmと短いため高速入力が可能で、操作が快適です。

    圧倒的な静穏性

    軸の世代が変わり静穏性も大幅に減少されました。
    イヤホンをしていたらほとんど打鍵音は聞こえず、通話中でも音がマイクに入り込む事は無くなりました。
    職場など静穏性を求められる環境でも、問題なく使用できるレベルの打鍵音だと感じました。

    キープロファイル変更はほぼ必須

    60%キーボードでF1キー等の削除されたキーを入力する為には、Fnキーを押しながら二次機能が搭載されているキーを入力する必要があります。

    Fnキーを押すと二次機能が割り当てられているキーが点灯します。

    例えばF1を入力したい場合、Fnキーを押しながら1を押せばF1になります。
    しかしデフォルトでは右下にFnキーがあるため左にあるキーの入力が困難になります。
    正直このままでは使いにくく、本キーボードの評価は厳しいものになるでしょう。
    そこでRazer Synapseを使用してキーのプロフィルを変更してみましょう。

    右だけでなく左にもFnキーを設置する事をオススメします。
    CapsLockなど使用しないキーにRazer HyperShift(Fnキー)を設定、左手のみでF1やESCを入力できるようになり操作が快適になります。
    筆者は文字入力時に矢印キーを使用するため、ASDXに上下左右の移動を二次機能として割り当てたりと、自分にあったキーに割り当てると使いやすくなります。

    まとめ

    Razer Huntsman Miniはサイズの関係で全ての人にオススメする事は出来ませんが、PCでFPS等のゲームをする人にとって最適な選択だと思いました。
    特にキーの入力速度と重さが丁度良く、誤入力を減らしつつ高速かつ快適に入力出来るようになったと筆者は感じました。

    この点だけでも購入して良かったと思ってしまうほどお気に入りの打鍵感です。始めはFnキーでの操作には慣れが必要ですが、時間が経てば手に馴染んでくると思います。
    普段はフルサイズのキーボード、ゲームをする時はRazer Huntsman Miniといった使い分けも良いかもしれません。

    少し値段の高いキーボードですが、間違いなく高品質で個人的に購入して良かったなと思っています。

    Razer Huntsman Mini JP 小型 ゲーミングキーボード テンキーレス Linear Optical Switch 日本語 JP配列 60%レイアウト 光学スイッチ 超高速1.2mm作動 リニア触感 静音 Chroma RGB 【日本正規代理店保証品】 RZ03-03390800-R3J1

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