Googleのオフィスは 50ヶ国に 70 以上の拠点があり、台湾にも台北と板橋(ban qiao)、竹北(zhu bei)にオフィスを構えています。

今回は、友人のツテで知り合ったGoogle台湾社員のTさんにご招待いただき、台北と板橋のオフィスへお邪魔して、社内のレストランでご飯を食べたり、色々と見学してきました。
Googleのオフィスがどんな感じだったのかをご紹介したいと思います。

本ページの写真については掲載許可を頂いたものになります。2つ返事で許可してくれたTさん!ありがとう!

Google 台北101 オフィス

台湾のシンボルとも言える台北101は、その名の通り、地上101階まである非常に大きいビルで、2004年に完成した当時は世界一高い超高層ビルでした。

遠くからでも101はよく見えますが、近くに来ると、圧倒されるような高さを感じます。

ロビーに入ると、大理石を使った、立派な内装で出迎えてくれます。
台湾のシンボルとしての威厳を感じますね。

Googleは70階付近にあるので、まずはオフィスフロアへの入館のための手続きを行います。

まずは入館証を発行する

オフィスエリアに入るため、まずは入館証(訪客證)の発行が必要です。
ロビーにあるタッチパネル式の機械で発行が可能です。

今回は数人のグループで行ったのですが、Tさんが全員分を素早く発行してくれました。

発行されたカードがこちら。

台北101のシンボルとロゴをあしらったカードになっています。

裏面には「このカードを無くすと500元(約2,300円)の再発行手数料がかかります。」と書いてあります。無くすと大変なので、大事にしまっておきましょう。

これをロビーのゲートにタッチしてオフィスフロアへ。いざ。

エレベーターを乗り継いでオフィスへ

まずはエレベーターで乗り換えフロアまで行き、そこから高層階用のエレベーターに乗り継ぎます。
館内の壁や床は、ここも殆ど大理石で出来ており、ロビーと同じく高級感があります。

館内は迷路のようで、途中で迷いながら(Tさん曰く普段はここに来ないとのこと)やっとGoogleのオフィスに辿り着きました!

オフィス内へ入るための入館証が必要なので、発行してもらいました。Guestと書いてありますね。
左下には「Social」とあるので、ホスト(Tさん)との関係性を表しているようです。家族だったら多分Familyとかになる気がします。

不審者にならないように、これを必ず服に取り付ける必要があります。

しかしながら、これはただの紙切れのようで、何かを認証したりするような機能は無いため、ドアを開けたりするには従業員用のカードが必要です。なので必ずホストと一緒に行動することになります。
警備員も常駐しており、セキュリティはバッチリ。

そして、オフィスに入ってすぐの受付がこちら。

受付エリア

清潔感のある立派な内装でした。丁度、新年ということもあったためか、装飾がかなり賑やかでした!

筆者はカメラを持っていたため、横にいた警備員から撮影する際のルールを英語で説明してくれました。撮影できるのはパブリックスペースのみで、機密に関すること、社員の方の顔などを撮影するのはNGとのこと。

奥の方には Google Pixel や Pixel Watch の展示スペースもあり、ちょっとしたお店みたいな感じです。

Google 製デバイス展示スペース

展示スペースでは、Google Pixelはもちろん、Pixel watchとBuds Pro 2 も並んでいました。

スペックを紹介してくれていたので、読んでみました。
Google Pixel Buds Pro 2はTensorチップを搭載した最初のイヤホンで、IP54の防水性能なんだな、と何となく読めます。

こうしてみると、たくさんの製品があるんですね。
ちょっとしたお店の雰囲気を感じられますが、ここでは多分買えないと思います。

キッチンスペース

生産性を上げるための大事なスペース、キッチンです。でもただのキッチンではありません。

例えばこの冷蔵庫にある飲み物は、すべて無料で飲むことができます。

ペットボトルのお茶や果物のジュース、ブラックコーヒー、ピッチャーにはアールグレイティーが入っています。
何故かゲストの私たちも1本ずつお茶を貰ってしまいました。

実は飲み物だけではなく、ゼリーのようなものや、Cherry Tomato (トマト)も入っています。(健康によさそう)

こっちの引き出しには全部お菓子が入っています。

聞くところによると、置いている物のライナップは定期的に変わるようです。
マンネリ防止までしてくれるなんて・・。

棚の上には、キウイやオレンジ、バナナもあります。ああ、健康的なおやつが欲しい人には天国でしょうね。

レストラン

レストランフロアでは、無料で食事が食べられます。
バイキング形式になっていて、自由に取ることができます。

見た目のクオリティは高いですね。
種類も結構多いので、自分の好きな物だけを選ぶことができます。

健康と、お財布にも良さそうです。
写真にはありませんが、餃子やスープなどもありました。

新年のお祝いケーキもありました。

Googleと書いてあるのでオリジナルのケーキですね!
コストコの大きいケーキを思い出すサイズ感です。

あとはみんなでいただきます。

一緒に行った元社員のCさんが味はまぁまぁだと言っていました。
味は社員食堂ならレベルが高いと思います。さすがに人気レストランの味と比べるのは難しそうです。

お昼時に行ったため、そこそこ人が多かったのですが、座席の数がかなり多く、座れない心配はないでしょう。

レストランの窓からは「台北市政府」や「台北天空塔」が見えます。台湾の中心地ですね。

実は窓がそんなに綺麗ではなく、フォトスポットとしては微妙なところ。
この写真は加工を頑張って綺麗にしました。

おわりに

普段身近にあって身近ではない、そんなGoogleの内部を見ることが出来たので、いい体験ができました。

何だか、居るだけで頭の良くなる空間のような気がしてきました。(頭の悪い感想)
私たちは数時間の滞在でしたが、レベルの高い福利厚生や、安心して働けるセキュリティ、掃除が完璧な綺麗なオフィスというのを実感し、さすが”GAFAM”の”G”だなぁ、と感心してしまいました。

次回は板橋オフィス編でお会いしましょう。