皆さんは普段どんなキーボードを使用していますか?

FPSゲームをよくプレイするなら、快適なプレイのためにゲーミングキーボードは欠かせない存在です。

筆者はゲーム用途で「Razer Blackwidow Green Switch」を4年程使用していましたが、さすがに新しいものに買い替えたくなり、テンキーレスかつ打鍵音が静かで高速入力可能なキーボード探していました。筆者が調べたところ、同じくRazer社の「Razer Huntsman Tournament Edition Linear Optical Switch」がこの条件に一番近かったため、今から2週間ほど前に購入。

Razer ゲーミングキーボード Huntsman Tournament Edition Linear Optical Switch 英語US配列 超高速1.0mm作動 リニア触感 テンキーレス【日本正規代理店保証品】 RZ03-03080100-R3M1

Amazon

Razer ゲーミングキーボード Huntsman Tournament Edition Linear Optical Switch 英語US配列 超高速1.0mm作動 リニア触感 テンキーレス【日本正規代理店保証品】 RZ03-03080100-R3M1

価格: ¥8,980


使用感などが分かってきたのでレビューしていきたいと思います。

スペック詳細

まずはこのキーボードに採用されている「軸」、Linear Optical Switchのスペックを振り返っていきます。
キーボードの使用感は、ざっくり言うと下の3項目が重要になってきます。

  • アクチュエーションポイント キーが入力されたと判断する深さ
  • キーストローク キーを入力した際の最大の深さ
  • 押下圧 キーを入力するのに必要な力

他の軸と比較した表がこちら

アクチュエーションポイントキーストローク押下圧
Linear Optical Switch1mm3.5mm40g
Clicky Optical Switch1.5mm3.5mm45g
Green Switch1.9 mm4.0mm50g
Orange Switch1.9 mm4.0mm45g

Linear Optical Switchがずば抜けて素早いキーであるという事が分かると思います。

筆者は軸のスペックを比較した時に、これ以外選択肢が無いと思いました。
しかし、使用していくうちに「高速入力が可能=最高の使用感」では無いと言う現実も発覚。

次に、Razer Huntsman Tournament Edition Linear Optical Switchの良い点、悪い点を順番に上げていきます。

シンプルでカッコいいデザイン

本体がアルミでひんやり・ずっしりで高級感があります。

無駄な調節バーや出っ張りが無く、ロゴも目立たない位置にあるシンプルな構成。
使用されているフォントもシンプルな書体でカッコ良く、高級感があり、所持欲が満たされる感じ。

サラサラしたキーの感触

キーの表面はサラサラしており、キーに触れているのが分かりやすく、指紋も付きにくい。
とにかく感触が良く、思わず触れたくなる魅力があります。

程よいキーの間隔

Blackwidow と Huntsman TE(本機)との比較。

狭すぎず、広すぎず、丁度良い感覚で入力しやすくなっています。
Razer Blackwidowはキーの間隔が少し広く、使用していると疲れやすく感じました。

何時間入力しても疲れない気がする

軽く触れただけで入力出来てしまうので、指に力を入れる必要があまりありません。
私は1日8時間程キーボードに触れるのですが、指が疲れることが無くなった気がします。
先ほど述べたキーの間隔が丁度良いのも、影響していると思われます。

静かな打鍵音

青軸やRazer緑軸に比べると圧倒的に静か。
ただし無音という訳ではなく、赤軸よりはうるさい印象ですが、打鍵音が通話などに入り込むと言った事も減ったため、良い感じです。

アクチュエーションポイント1mmの高速入力は賛否が分かれる

押下圧が40gなのもあって、スペースキーに指を置いておくだけで文字入力されてしまいます。

筆者はこれを使い始めて2週間ほど経ったのですが、最初に比べ誤入力は減ったもののそれでもスペースーキー等の誤入力が発生してしまうことがあります。

ゲームにおいては、WASDを使用した移動は快適になったが、QEF等の隣接したキーを誤入力してしまう事態が多くなってしまったように思います。
例えば、Apex Legends等においては敵の目の前で、Q(アビリティ)を誤入力、銃を構えられず無防備になってしまいやられてしまうことも。
スペースキーの誤入力も同様に、ジャンプするべきではない局面でジャンプしてしまい、エイムがブレてしまうと言った事も多発してしまいました。

ただし長期の使用期間を経て、キーボードのポジションを改善すれば、使いこなせると思います。
その時は最強のゲーミングキーボードになるのではないでしょうか(?)

実はRazer Huntsman TEのLinear Optical Switchは世代遅れ

2020年7月にRazer Huntsman Mini Linear Optical Switchが発表されました。
その際にLinear Optical Switchの仕様が変更されました。

アクチュエーションポイントキーストローク押下圧
Linear Optical Switch 1st Gen1mm3.5mm40g
Linear Optical Switch 2nd Gen1.2mm3.5mm48g

なんと、アクチュエーションポイントが0.2mm深くなり押下圧が8gも大きくなりました。

もはや改良というより、別の軸ではないかと思わせる大胆な変更っぷり。
やはり1st Genの仕様はキー入力が軽すぎたのだろうか・・。

残念ながら2020年11月11日現在、2nd Gen仕様のLinear Optical SwitchはRazer Huntsman Miniのみの販売となっています。
Razer Huntsman Tournament Editionの2nd Genの発表が待たれるところです。

まとめ

Razer Huntsman Tournament Editionは間違いなく高品質なゲーミングキーボードだと筆者は感じました。

しかし速さを求め過ぎた結果、誤入力を恐れ慎重に入力、素早さとは正反対な意識を持ちながらキーを入力するようになってしまいました。まだ2週間という期間なので、これからも使い続けてみて、調査していきたいと思います。

普段から誤入力が少ないという方や、スペースーキーに指を置かないポジションの方、最高のスピードを求めている方は一度試してみてはいかがでしょうか?