DELL inspiron 7501 開封レビュー!シンプルな本体がおしゃれな第10世代 Core i7 搭載PC
第10世代 Intel Core シリーズを搭載する、DELLのInspiron(インスパイロン) 7501 が手に入ったので使用感をレビューしていきたいと思います。
ちなみに筆者が入手したときは、注文してから3週間ほどかかってしまったので、購入するときは余裕をもつと良いでしょう。
シルバーのシンプルなデザインが良い感じ
こちらが閉じた状態の本体。
シルバーのシンプルな筐体にDELLのロゴが入っています。
裏側には Inspiron の文字が入っています。
Core i7 10750H と Geforce 1660Ti を搭載しているためか、排熱の穴は多めに設けられている印象。
開くとこんな感じになります。
今、流行りの細いベゼルが採用されており、野暮ったくないのが良いですね。
不必要に主張しないデザインもグッド。
キーボードは、15.6インチとしては標準的なテンキー付きのタイプです。
一番右上のキーは電源ボタンになっており、さらに指紋センサーを搭載しています。
余談ですが、指紋センサーのシールはちゃんと剥がれるタイプになっているので、デザインが気になる方も大丈夫。
ACアダプターは左側に差し込みます。
アダプターは大型のタイプなので、持って回るには少し大きいと感じるかもしれません。
Thunderbolt 3 対応で外部GPUもOK
内蔵する Geforce 1660Ti では足りない場合には、Thunderbolt 3 ポートに外部GPUを繋げることもできます。
ただし、外部GPUはその性質上、内蔵したときの性能よりも落ちるので注意が必要です。
ベンチマーク結果はこれ
Macbook pro 16インチにも採用されている Core i7 9750H の後継にあたる10750H が搭載されているので、クリエイターの方でも力不足で困るという場面は少ないでしょう。
メモリーは16GBで、DDR4-3200 の高速なものが使用されています。
メーカーは SK Hynix で、2スロットが埋まっています。
公式ガイドによれば、メモリの片方は基盤に直接半田付けのようなので、交換できるとしても1スロットだけとなります。
CPU-Zのベンチマークを使用した結果は、デスクトップ向けCPUの i7-7700K と比較して、シングルスレッド性能ではほぼ同じ、マルチスレッド性能では+1200ほどのスコアとなりました。
10750Hは8C16Tのため、マルチコアスレッドのスコアが高くなっているようです。
負荷のかかる作業をすると本体が熱くなる
重めのゲームをプレイしていると、本体がかなり加熱するようです。
その熱さは、パームレストに置いている手から汗が噴き出すほど・・。
排熱口付近は手で触れないほど熱くなります。
あまり排熱が得意ではないのか、十数分ほどプレイしていると、サーマルスロットリングがかかり、FPSが60から40ほどに低下してしまいました。
扇風機を本体に当てるとFPSが回復したので、ノートPC用のクーラーなどを買うと快適にプレイできるかもしれません。
高性能ではありますが、その分排熱も凄まじいので注意が必要です。
高温すぎて液晶が変色することも
ベンチマークなどを動作させていると、液晶パネルで白を表示した際に薄く青色になっている部分が見つかりました。
色ムラのようになっており、一度気が付くと気になるといった感じです。
見てみると、液晶下部の排気口に近い部分だけが変色しており、熱による影響と考えられます。
液晶パネルを触ってみるとかなり熱くなっており、試しに排気口からの熱風を遮断して冷ましてみると、色ムラが改善されました。
メーカーへ問い合わせたところ、初期不良とのことでしたが、このシリーズの別の端末でも高負荷時に同様の変色が見られたため、採用されているパネルに問題があるか、排熱の設計自体に問題があるのかもしれません。
イラストを描いたり、デザインされる方のような色を扱う作業をされる方には向きません。
非常に残念なポイントです。
総合評価
負荷をかけなければ、性能のわりに軽量で高性能なノートPC。
- 第10世代 i7と、GTX 1660 Ti 搭載で高性能。
- バッテリーが大容量。
- Thunderbolt 3 ポート搭載。
- DELLからの購入時に延長保証を追加できる
- 高負荷時に液晶が変色する(?)
- 高負荷時に本体がすごく熱くなる。
- 液晶の視野角が狭い
- 持ち運びは少しきつめ