2025年6月26日、アンカー・ジャパン株式会社 (Anker) は、モバイルバッテリー4製品について自主回収を実施すると発表しました。同社の委託先サプライヤーが製造した"電池セル"の品質の問題により、内部の電池がショートし発火の恐れがあることが回収の理由とのこと。
記事のサムネイルに写っている4製品が自主回収の対象商品となります。
対象製品を持っていた場合は、交換または返金を受けることができます。
以下Anker公式ページから、自主回収対象製品かどうか確認ができます。似たような商品をお持ちの方は、必ずこちらをご覧ください。https://www.ankerjapan.com/pages/202506-support
現在、Anker は、電話によるお問い合わせ窓口を開設しています。受付時間は土・日・祝日を含む 9:00~17:00で、メールによる問い合わせも可能となっています。
2024年9月、Ankerはすでに2製品のモバイルバッテリーについて自主回収を開始*していましたが、今回のAnkerによる追加調査の結果、新たに合計4製品に拡大した形となります**[1]。
Anker の調査によると、委託先が製造した"電池セル"内部の部材にAnkerの品質基準を満たさない材料が使用されていることが判明**[1]。これにより内部でショートが発生、最悪の場合は発火に至る可能性があることが判明しました。(2024年9月時点で、日本国内での事故は報告されていないとのこと*[1])
Ankerは公式発表で今回問題となった委託先のサプライヤー名を公表していませんが、問題となった電池セル部品は「安普瑞斯(无锡)有限公司」という中国の電池セルメーカーがAnkerやUGREENといった複数のブランドに供給しており、同社のCCC認証(3C認証, 中国強制認証制度で、日本でいうPSEマークに近い)が2025年6月10日以降、一時停止されたことが確認されています。
* 2024/9/17 弊社モバイルバッテリーに関するお詫びと自主回収のお知らせ
https://corp.ankerjapan.com/posts/489
** 2025/6/26 弊社モバイルバッテリー4製品に関するお詫びと自主回収のお知らせ
https://corp.ankerjapan.com/posts/555